親子富士登山 3回目 最終話

♪ たっちゃん

2010年11月09日 00:29

おはよ~!


3日目はついに山頂!
剣ヶ峰を目指します
ご来光待ちで夏なのに寒~い!


天気も良く最高な景色だけど
ただ、前に足を出すのに一生縣命



お昼頃かな
7合目の山小屋をAM6時30分頃出発して
6時間くらいかな?

ようやく9合目


あとひと踏ん張り
やった~~!
山頂の鳥居が


山頂の山小屋に着いたのが
PM1時30分
明るいうちに下山するには
PM2時頃に下山しなければなりません!

カレーを食べながら
考えに考え!

今、行かねば・・・また来年になってしまう
子供達も頑張った
下山は暗い中での下山になる事を覚悟で


いくぞ~~!剣ヶ峰!
『待ってろよ~~~』


お鉢廻りに突入!

なんとお鉢廻りをすると
2時間はかかってします
しかも、我が家は超ゆっくりペースなので
2時間以上かかってしまうが

お鉢廻りはすごいんですよ!
富士山の360度パノラマを堪能しながら行けるんです!

10分歩くと景色が変わり
何度も何度も足を止めて景色を堪能してしまうんです



ようやく
モチベーションの上がる看板発見


剣ヶ峰が見えるところまで到着
郵便局があったり


最後の焼印
なんと神社で頂きます
しかも赤い色の焼印って言うかハンコかな?
ありがたい焼印は↓


よ~~し!剣ヶ峰アタック!


やりました!

今、私は日本で誰よりも高い所に一瞬ですが立っています!
感動です!
なんといっても
その瞬間だけは僕達親子だけの達成感が湧きおこります!



もちろん
三角点もタッチしてきました!


さて!いよいよ下山です!
剣ヶ峰はスバルライン吉田口からのルートだと

一番遠い所にあり下山道まで
普通に歩いて1時間かかります!

登ってしまったので下山しなければ

やっとのおもいで
下山道に入りました

PM4時を過ぎており
なんだか少し暗くなってきたような・・・

30分ほど下山するとうす暗くなっており
ヘッドランプを装着して頑張ろう!

4人の登山者に追い付きました
ところが1人はお年寄り70歳くらいの方かな?
もはや歩くことができず、
『すみませんがタクシーを呼んでください』っと言われましたが
まだ、たぶん8合目と9合目の間だと思います。
もちろん、タクシーなど来てくれません

とにかく既にお友達が下山しており
5合目で待ってるとのこと
電話で連絡して救助をお願いしてもらい一安心

八合目ぐらいかな
あたりは真っ暗で
ヘッドランプの明かりだけが頼り
もちろんこんな遅くに下山してる人などいません

とにかくマイペースの我が家は
休憩をしようということになり
お湯を沸かしてカップラーメンを食べてると

いました!

下山してる人達が(たぶん8人くらいの大学生)
心細かった気持ちも少し和らぎ安心しました!

カップラーメンを食べている
僕たちがかなり羨ましかったのでしょう!
僕たちに下山道が合ってるか聞いてきたので
合ってますよと教えてあげました!

大学生達は先に下山し始めましたので
僕らはゆっくりラーメンを食べて
さあ!下山の続きを・・・

かなり前を歩いてるはずの大学生に
あっと!いう間に追い付きました

なぜなら!
8人くらいのグル-プでライトは1個
しかも100円ショップの小さい懐中電灯
足元を照らすのが精いっぱい

先頭の大学生がそのわずかなライトで歩き
残りの7人は前の人の肩につかまり
運動会でよくあるゲジゲジリレー
みたいな感じで下山してました!

これは危険と思い
声をかけました
『僕たちが間に入ってヘッドランプで照らすので一緒に下山しましょう』
先頭に♪たっちゃん
中間にトム君(小学6年)
最後にナッちゃん(中学2年)

このパターンでしばらく下山すると

携帯の明かりで下山する親子や
ライトがなくしゃがみながら手で前を探りながら下山する人
下山をあきらめ夜明けを待つグループ

とにかく、会う人!会う人!
間に入ってもらい下山します!

7合目までようやく下山した時に

中学生くらいの女の子が
僕たちの明かりを見て
『泣きそうになりながら、助けて下さい』
『おとうさんが歩けなくて』

とにかく様子を見に行くと
下山で膝を痛め一歩も歩けない状況

救助は頼んだのですが6合目の救護所までは
自力で来てくださいとのこと

全員を集めて
元気のある方!肩を貸してもらえませんか?

勇気ある大学生2名が立候補
肩を貸してくれて下山を開始しますが
大学生の体力も10分が限界!

交代のお願いをすると
こころよく交代をしてくれる人達が沢山いました!

足を痛めたお父さんに
『あと少しですから、頑張りましょう』と勇気ずけますが
弱音を吐いてしまい歩けません!

沢山の人が足止めになり
なんとか頑張って歩いてもらわねば
みんなが下山できませんん!

置いていくわけには行かず
足を痛めたお父さんに
これは厳しくお願いしなければと

登山をはじめたばかりの僕が言うセリフではないのですが
山登りの先輩に教わった事を言ってみました
『山登りは自己責任です。登った以上下山しなければなりません
雨でも降ったらたとえ夏といえども寒さで凍えてしまいます』
『みんなも頑張って支えますのでお父さんも頑張ってください』

それからの
お父さんは痛さに耐え頑張って歩きました

僕に出来ることは救護所まで
まだまだだけど
『あと少しです頑張ってください』っとウソをつく事が精いっぱいでしたが

なんとか6合目の救護所までたどり着けました

5合目に下山終了したのがPM10時近かったです!

何人の人達とご一緒させてもらったかはわかりません
とにかく沢山の人にお礼を言われましたが

なにせ!真っ暗なので顔すらわかりませんでした

皆さんとあいさつを済ませると
安心したのか登山入口のところで
僕は歩けなくなるほど疲れてしまい休んでいると
大学生のグループが戻ってきて
『なにかお礼をしたいけど今はこれしかありません』っといって
子供達にチョコレートをくれました!

とてもうれしかったです!

記念撮影をさせていただきました


最終のシャトルバスに乗る事ができて
ほっとして
子供たちが『良かったね!みんな下山出来て』っていったら

バスにのって方の多くは
僕らの列で一緒に下山してた方のようで
暗くて僕たちの顔もわからないので
僕たちを救助隊の人だとおもってた人もいたようです。



とにかく沢山のことがあったんだよね!
子供達も何か沢山成長させてもらいました

人にお礼を言われるって
本当にありがたいです。

我が家の方こそ
お礼を言いたいな

僕はいっつも沢山の人に支えられて生きてるんだよね
改めて感謝の気持ちが湧きおこった
気つきの登山となりました

皆さんどうもありがとうがざいました





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